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【ネタバレあり】横溝正史・金田一耕助シリーズ!短編集「魔女の暦」を紹介

今回も前回に引き続き短編を。
横溝正史先生の金田一耕助は長編以外にも短編も多く執筆されています。短編のほうが事件を未然に防いでいるので殺人防御率が高いと言われている。短編作品で有名なのは複数回映像化されている「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」「殺人鬼」の二つでしょうか(両方とも本陣殺人事件に収録されている)。

またミステリー小説、短編集ということで長編のような難解なトリックを連想してしまいがちですが、短編集は登場人物の心情や内面、動機やシチュエーションの突飛さが強めなので、それらを期待すると肩透かしを感じるかもしれません。ただ犯人はわりと最後までわからない短編が多いので、犯人は誰だろうかと考えながら読んでみてもよいかもしれません。

ゆきんこ

今回は復刊された「魔女の暦」に収録されている2つの短編集を紹介します。犯人のネタバレなど満載なのでご注意ください

ありさん

本当は違うのを紹介したかったんでしょ?

ゆきんこ

うん。「堕ちたる天女」をやる予定だった。ただ復刊されていないから手に入らないんだ……!!!!

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目次

魔女の暦

ぱくたそよりお借りしました

表題作。金田一耕助短編集にちょくちょくでてくる「ストリッパー劇場」が舞台の作品です。作中で「幽霊男」の話が出てきますが、雰囲気は確かに似ていますね。タイトルの「魔女の暦(まじょのこよみ)」はこの事件の犯人が用意したいわば「殺人計画書」です。「ズべ公」というあまり聞かない言葉も作中で出てきますが、これは「品性のない、だらしのない女性」という意味です。こういう当時の人が何気なく使用していた言葉もさらっと出てくるのが横溝正史作品の良いところで、個人的に好きな部分です。

今回の舞台になる「紅薔薇座」は男優女優スタッフ含めた入り乱れた関係があるのも特徴です。この事件で登場する関森警部補は次作の「火の十字架」にも登場しますので、地続きになっているなあというのもわかります。トリックは「顔のない死体」「替え玉」ですね。

登場人物作中での立ち位置
金田一耕助私立探偵
飛鳥京子紅薔薇座のダンサー。魔女。最初の被害者
霧島ハルミ紅薔薇座のダンサー。魔女。二人目の被害者。
紀藤美沙緒紅薔薇座のダンサー。魔女。
牧ユミ子紅薔薇座の女優。姫役。
碧川克彦紅薔薇座の男優。吹き矢を吹く悪魔役。
岡野冬樹紅薔薇座の男優。勇者役。
結城朋子紅薔薇座の女優。メドゥーサ役。三人目の被害者。
柳井良平紅薔薇座の脚本家。紀藤美沙緒の旦那。
山城岩蔵紅薔薇座の支配人。飛鳥京子のパトロン。
甲野悟郎紅薔薇座の音楽担当。霧島ハルミの内縁の夫
山本孝雄紅薔薇座の振付師

場所がストリッパー劇場とあってか、当たり前のように誰と寝たのか云々の話が出てきます。犯人は挑戦なのか金田一耕助に予告状を送り付けていて、金田一は劇場に足を運んでみていました。

火の十字架

ぱくたそよりお借りしました

殺害方法としては金田一耕助作品の中でも屈指のインパクト誇る作品です犬神家の一族以上ですし、想像しただけでおぞましいです。作中で「堕ちたる天女」の話が出てくるうえ、「魔女の暦」以降の話です。なので魔女の暦→火の十字架の順で読むのがおすすめです。

短編での金田一はてきぱき動くので、事件発覚後に殺される予定だった被害者を守っています。トリックは「告白書の偽造」「顔のない死体」「隠れ蓑」です。でも運送店に依頼してから1時間でつくかなぁ…

登場人物作中での立ち位置
金田一耕助私立探偵
星影冴子大人気ストリッパー女優。劇場を三つ経営している
立花良介浅草パラダイスのマネージャー。冴子の情夫。最初の被害者。
滝本貞雄新宿パラダイスのマネージャー。冴子の情夫
三村信吉深川パラダイスのマネージャー。冴子の情夫で立花の稚児
富士愛子ショーの女優。2番目の犠牲者。
小栗啓三黒メガネとマスクをした男。事件の容疑者
権田平蔵ゴンダ運送店の棟梁
花園千枝子空襲で死んだ人気女優

金田一耕助短編には、等々力警部以外の警部も結構出てきます。個性があって面白いですが割愛してます。

金田一耕助短編集のまとめ

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今回の「魔女の暦」は横溝正史先生没後40年&生誕120年記念企画ということで復刊されたタイトルの一つです。通俗エログロ要素が強いので好き嫌いは出ると思いますが、あの死体のインパクトをぜひとも実際に読んで体感してほしいです。

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ちなみに小説の著作権は死後70年です。2018年までは50年でしたが法律が変わって20年伸びました。このあたりはややこしいので注意が必要ですね。著作権が消滅した文豪の作品の一部は青空文庫に収録されていて無料で読めるので、気になった方はぜひとも青空文庫で見てはいかがでしょうか。

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